自費治療移行についてのお願い
~保険診療から自費診療移行について~
1、なぜ自費治療に切り替えなければならないのか
我が国は、国民皆保険制度により、収入に応じた保険料を支払うことと引き換えに、「誰でも」「どこでも」「いつでも」良質の保険医療を受けられるシステムが確立しています
この法律により、整骨院でも骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(骨折・脱臼は応急処置以外は医師の同意が必要)のケガに対して健康保険が適用されます
しかし近年、日本経済全体が落ち込み、更に少子高齢化による老人保険の出処金負担の割合が急激に増加し、保険者(国、組合等)の多くが多額の赤字を抱えています。
これを受けて、医師、柔道整復師が各保険者に申請する診療報酬明細書(レセプト)の審査(チェック)も大変厳しくなってきました。
整骨院では平成16年春頃と比べると、現在は3分の1以下の請求というのが現状です。
国は医療費の削減に躍起です。そして医師会は生き残りを懸け柔道整復師に対し圧力を掛けてきています。
一部の医師からは、柔道整復師に対する保険取り扱いの撤廃・不要論まで出てきています。
この背景には、平成11年以降規制緩和によって、全国に柔整専門学校が急激に増え、中には保険証ビジネスとして、ノボリ、旗、呼び込みなどで、慰安的なマッサージを保険で行う治療院も出てきている現状を考えると致し方ない事かもしれません。
また、各健康保険組合からの通院に関する調査書には、整骨院に通うことがあたかも悪いように感じられる様な記載や、中には会社の上司から直接整骨院には通うなと言われるような事もあると聞きます。
この様な現状の中で、保険診療を続けていくことが、患者さんにとっても、
治療する側にとっても有益であるとは思えません。
このように整骨院は、以前のように保険のみで診療できる時代ではありません。整骨院に対する保険取り扱いの状況次第により、自費診療の割合を増やさざるを得ないという深刻な現状をご理解ください。
2、保険診療を続けることによる、患者さんのデメリットは何か?
◎整骨院で保険治療を受けることが、何か悪いことをしているような、風潮の中で、治療しても効果が出ません。
◎鍼治療などの効果のある治療を施療したくても、保険診療の枠ではもちろん出来ません。
◎また、みなさんにもよく考えて頂きたいのですが、1部位わずか750円程度の保険単価で、どれだ けの治療を受ける事ができると思いますでしょうか?
それも、治療回数・治療期間を決められ、長くなればさらに減額されるという現状です。
◎鍼治療などの効果のある治療を施療したくても、保険診療の枠ではもちろん出来ません。
◎持てる技術を全て使いたい・患者さんを完全に治したいという、治療家としての強い想いもあります。
このように整骨院は、以前のような保険診療が出来る時代ではなくなってきました。
整骨院に対する保険取り扱いの状況次第により、自費診療の割合を増やさざるを得ないという深刻な現状をご理解ください。
当院の方針
ミウラはり灸漢方院では、新患さんから順次、外傷以外で保険適応でない症状(はっきりとした原因のわからない慢性的な痛みも含む)
及び、他の整骨院で保険診療を受けられえている方。
などに対しては、自費診療で治療を行います。
2、自費治療に切り替えることによる患者さんのメリットは何か?
◎これにより、負担額は増えますが今まで、保険組合・会社などに気兼ねして来院しづらかった方も遠慮なしに来院して頂けます。
◎また、保険に制限されることなく、今、必要な治療が提供できますし、予約診療になりますので
お好きな時間にお待ちすることもなく、治療を受けていただけます。
以上、
よろしくお願いいたします
ミウラはり灸漢方院 (旧ミウラ整骨院)
院長 三浦 伸一
value. quality care. convenience.